窓辺の猫

にゃん。

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指先

八月も半分過ぎた頃
夏の終わりが始まる報せが指先に届いた

ふふ
単なる手荒れのはなしなんですけれどね。
春になると少しずつ和らいできて夏には治るのですが、指先が荒れてくると静かに秋が近づいてくる報せなんだ。
今からケアをしても冬には確実に指先が割れる(苦笑)。この仕事をしている間は仕方ないね。
早くも職場にケアクリームを置いた。それでもしないよりはマシだからね。

一年を通して、手が平穏を保っている期間はおよそ三か月。それ以外は程度は違うけれど無意識とはおさらばだなぁ。

まるで、きみと過ごした時間みたいだと思った。

きみの側を去ってから、とにかく仕事に打ち込んだ。先ずは仕事を覚えるため。その後は人手不足も相まって本当に忙しかったんだ。それは自分助けになって結果、職場でも仲間に認められてなんとか自分の居場所を得ることができた。

もちろんオン・オフのスイッチの切り替えだけは分かりやすいほど衰えていないので、職場を出ると直ぐに切り替わる。仕事のあれやこれやと考えることはないけれど、目覚めてから眠るまでの風景のひとつひとつがきみに紐点けされていて、私は苦笑いするしかなかった。だから仕事の残骸だけは許し、いつもうとうと眠っていたっけ。

きみが私の見知らぬ暮らしをしていることを願いながら、同時に…悔みながら、私もきみの知らない日々を過ごしていた。その年月を重しにして、あたしも埋もれていこうと思っていた矢先、年賀状から始まって、遠くにきみの姿が見え隠れする。私はまたも苦笑する。『どうやって忘れればいいのさ』

春はやり過ごした。
『きっと春だから、だよ』って自分のためにだけ呟いた。

あたしは臆病になった。

きみの空が懐かしいけれど、空の下に出られない。
だから木陰に逃げ込む夏だった。
この夏の前半の熱気とは無関係のところにいて、私はますます無心で仕事をした。
どんなに水仕事をしても、指先は穏やかで、あたしはすっかり忘れたように日々を振る舞った。

やがて指先が、語り始めるまで
あたしは、きみの文字の向こうに耳をすませて。
そして静かな夏を過ごしていたよ。

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Comment

ichii  

No title

かわいいテンプレートですね。(にゃんこいっぱいだ。)
暑さが和らいでいつかしら秋だけど、何だかすっきりしないお天気ばかり。
哀愁のある雨ならまだしも、雷雨や豪雨や冠水だの…。
生活に支障がないことを願います。
のらもにゃんずもお身体には気を付けてね。(*^^*)

2015/09/06 (Sun) 09:31 | EDIT | REPLY |  

のら  

ichiiへ。

あれやこれやと浮気もするのですが(笑)
これは自分の中のお気に入りです^^
夏は暑そうなので下げてました。

天候ももう少し落ち着いてくれるといいねぇ。
季節の移り変わりが雑に流れていて
気付いたら本当に冬かも。
それはちょっと寂しいよね。
そんなですからichiiも風邪や体調に気をつけてね。

猫も私も相変わらずです^^
ありがとう。


2015/09/06 (Sun) 12:04 | EDIT | REPLY |  

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